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看護師国家試験対策予備校講師としての挨拶
今日は、看護師国家試験対策予備校講師として初めての挨拶に行ってきました。生徒さんは、それぞれの事情があるようでしたが、新鮮さを感じました。看護師国家試験対策予備校の講師といっても、間接的には患者さんに貢献できるすばらしい仕事だと思っていますし、支部長や社長の話を聞いていると、ただ合格させるだけという仕事はしたくないという、看護に対しての“心”というものを感じました。もちろん、お金を払って真剣に学ぼうと来ている生徒さんたちですから、まずは合格出来るようにということが大前提である事はいうまでもありませんが、それのみにとらわれてしまっているような看護師の講師であるならば、もはや看護師である必要も無いような、その様な気もしなくはない。看護師として予備校の講師を客観的にみさせてもらって、感じた第一印象はそういう感じでした。尊敬できる講師の方々を見習いつつ、追いつけ追い越せの精神でやって行きたいものです。では、その話に触れながら、適当に話を・・・
今日は、朝の10時から挨拶をして欲しいとのことで、予備校まで向かった。生徒の数はまだ多くなく、もちろん、時期的に国家試験前ということでもないので、カリカリした生徒もいない。ただ、国家試験に合格したいという意欲があるから、この時期から学びに来ているのだという事を、私自身感じなければならないと、わが身を引き締める思いで挨拶をした。
「えっと・・・、今のところ、夜の部しか担当しませんが、一緒に頑張って、ちょっとでも力に慣れたら・・・・と・・・」
しまった。「“ちょっとでも”とは、どういうことだ・・・」と自分の心の中で反省しながらも、訂正する事が出来ず、一瞬で自己紹介が終わる。
支部長(いわゆる、私をこの道に引き込んだ人。予備校の講師としても、看護師としても大先輩)は、私の挨拶に苦笑いをしながらフォロー。
「はい、勉強大好きの越智先生です。よろしくね」
さすが、10年も経験されている人の喋りは軽快だと、人のことを関心してる場合でもなかったのだが、自分の情けなさには、愛想をつかされた。
先日、親友の結婚式のスピーチでも、
お辞儀をするときに、マイクに頭をぶつけるという超ベタなボケで失笑を買い、その直後、
「ただいまご紹介に預かりました、越智で・・・・・ござる」
という、またまた、ウケるはずもない自己紹介でさらなる失笑。
後は、親友との思い出を話し、号泣。感動の思い出DVDを流して好評を得た。
このような、スピーチや自分の看護論を話すのとは違い国家試験対策の講義となると、完全にこちらが理解していなければならないので、ここ数ヶ月、あまり精神的余裕もなく、勉強の日々。特に教科書上の勉強は准看の看護学校時代にそれなりに学んできたので、全て思い出せて理解できたつもりであるが、先日の社長と支部長の前での模擬授業では、躓き放題。
しかし、今日の自己紹介で、私の顔をみる生徒の表情をみると俄然やる気にさせられた。支部長や社長がいう「生徒は可愛い」の意味をようやく掴めそうな気がした。
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