対応エリア
疾患・症状 看護一例

 訪問看護ステーションいしずえでは、大阪府内の近隣の市や町はもちろんのこと、奈良県や和歌山県の過疎地への広域訪問にも対応しております。地域社会と調和し且つ安心できる地域福祉の推進に寄与することを目的として、看護支援が行き届きにくい地域に訪問し、医療に貢献することも当法人の目指しているところであります。交通の便などの理由から対応できないケースもありますが、まずはご遠慮なく相談くださいますようお願いいたします。

対応エリア 対応エリア 北摂 大阪市内・堺市 奈良 和歌山

※下記の各エリアをクリックすればその詳細地域が表示されます。

対応エリア

  • 大阪市内エリア
    • 北区
    • 都島区
    • 福島区
    • 此花区
    • 中央区
    • 西区
    • 港区
    • 大正区
    • 天王寺区
    • 浪速区
    • 西淀川区
    • 淀川区
    • 東淀川区
    • 生野区
    • 旭区
    • 城東区
    • 鶴見区
    • 阿倍野区
    • 住之江区
    • 住吉区
    • 東住吉区
    • 平野区
    • 西成区
  • 堺市内エリア
    • 堺区
    • 中区
    • 東区
    • 西区
    • 南区
    • 北区
    • 美原区
  • 中河内エリア
    • 東大阪市
    • 八尾市
    • 柏原市
  • 泉北エリア
    • 和泉市
    • 高石市
    • 泉大津市
    • 忠岡町
  • 泉南エリア
    • 岸和田市
    • 貝塚市
    • 熊取町
    • 泉佐野市
    • 田尻町
    • 泉南市
    • 阪南市
    • 岬町
  • 南河内エリア
    • 松原市
    • 羽曳野市
    • 藤井寺市
    • 太子町
    • 河南町
    • 千早赤阪村
    • 富田林市
    • 大阪狭山市
    • 河内長野市

可能な限り対応させていただくエリア

  • 豊能エリア
    • 能勢町
    • 豊能町
    • 池田市
    • 箕面市
    • 豊中市
  • 三島エリア
    • 茨木市
    • 高槻市
    • 島本町
    • 吹田市
    • 摂津市
  • 北河内エリア
    • 枚方市
    • 交野市
    • 寝屋川市
    • 守口市
    • 門真市
    • 四條畷市
    • 大東市
  • 奈良県内全域
    • 奈良市
    • 大和高田市
    • 大和郡山市
    • 天理市
    • 橿原市
    • 桜井市
    • 五條市
    • 御所市
    • 生駒市
    • 香芝市
    • 葛城市
    • 宇陀市
    • 山添村
    • 平群町
    • 三郷町
    • 斑鳩町
    • 安堵町
    • 川西町
    • 三宅町
    • 田原本町
    • 曽爾村
    • 御杖村
    • 高取町
    • 明日香村
    • 上牧町
    • 王寺町
    • 広陵町
    • 川合町
    • 吉野町
    • 大淀町
    • 下市町
    • 黒滝村
    • 天川村
    • 野迫川村
    • 十津川村
    • 下北山村
    • 上北山村
    • 川上村
    • 東吉野村
  • 和歌山県内
    • 和歌山市
    • 岩出市
    • 紀の川市
    • かつらぎ町
    • 橋本市
    • 九度山町
    • 高野町
    • 紀美町
    • 海南市
    • 有田市
    • 有田川町
    • 湯浅町
    • 広川町
    • 日高町
    • 日高川町
    • 由良町
    • 美浜町
    • 御坊市
    • 印南町
    • 南部町
    • 田辺市

疾患・症状 看護一例

こころやからだの回復には治療に関する正しい視点・知識をもつことが大切です

精神科医療で誤解されがちなのが、「精神疾患の治療は、薬物療法が中心である」といったような考え方です。精神科疾患の薬物療法は、あくまでも当事者の回復を支える一つの方法論に過ぎません。あやまった薬や疾患の知識から、心身の症状をすべて薬で対処しようとした結果、薬の副作用に(それが薬の副作用であると自覚なく)悩まされるということは少なくありません。このように、回復を支えるはずの薬物療法が治療の足を引っ張ることがあります。誤解の無いように付け加えて説明しますと、薬物療法が必要な場面もありますが、それだけでは快方に向かいにくくなる、ということです。
 また、精神への影響は、薬物療法の副作用だけではありません。生活環境や生活歴・身体疾患なども関連します。薬物療法の適正化に併せて、(家族を含む)生活環境の調整、それらのことを背景としたTICは回復に必須の要件となります。看護師がTICの技法を通じてかかわることで、すこしずつ精神状態が落ち着き社会適応も可能となります。このように、TICの技法による看護介入を抜きにしては、快復を目指した専門的な治療的看護は成し得ません。(診療の補助としての)治療の方向性を定めるためには極めて重要な視点といえるでしょう。

以下では、訪問看護ステーションいしずえのケアの質を支える強みとして、疾患や障害の一部を例に、いしずえの看護を示しました。いしずえは、どの医療分野にも対応しますが、参考までにいくつか掲示しましたのでご参照ください。

※下記の各項目をクリックすればその詳細が表示されます。

  • 認知症
     認知症の方は、さまざまな要因により認知機能の低下が認められます。いしずえは、認知機能の低下を招いている複数の要因(環境・治療状況・身体状況等)をアセスメントし、ご本人およびご家族の負担が最小限になるよう支援します。
  • 不登校・ひきこもり
     一般的には想像もつかないような、何気ない出来事や体験でも、本人にとってはとてもつらい状況となることがあります。本人自身が、何がトラウマなのかもわからず、学校に行くことができない、あるいは、自宅から(部屋から)出ることができないケースがあります。いしずえは、こうしたケースに外出を強要するのではなく、脳機能を理解したかかわりから、少しずつ時間をかけたリハビリとしての介入を行います。
  • 難治性の精神疾患とされるケースや対応困難とされるケース
     当事者さんの中には、暴言・迷惑行為などを繰り返してしまい、一般にケア・対応困難とされてしまう方がおられます。そうした当事者さんの行動・言動にはかならず理由があります。いしずえは、ケア・対応困難とされている当事者さんの背景(病歴・成育歴・治療歴)を専門的な視点から丁寧に紐解き、当事者さん・ご家族ともに地域で安心して暮らすことができるよう全力で支援します。
  • アルコール依存症
     アルコール依存症をはじめとした、(覚せい剤そのほかを含む)物質依存は、やめたくてもやめられないつらさがあります。決してその方のわがままなどではありません。治療する過程で飲酒してしまうことがあるかもしれませんが、それは、治療の後退ではなく、元気になることを目指した前向きな過程です。いしずえは、当事者さんやそのご家族がどのようにすれば、納得して治療に向き合えるかを共に考えます。
  • リストカット・過量服薬を含む自傷行為・希死念慮等
     急に死にたくなった、小さいころから死ぬことばかりを考えていた、OD(オーバードーズ:過量服薬)をやめられない。このようなつらさをもつ背景には、成育歴のなかで、本人さんにとって非常につらい体験をもっている方がおられます。何でも話せばいいというわけではありませんが、お話をすることで、楽になることもあります。また、このような希死念慮は、治療しようと飲み続けていた薬の影響によって引き起こされることも少なくありません。いしずえは、専門的・総合的な看護の視点を通じて、対象者さんとの関係性の構築から可能な限りの回復を支援します。
  • 身体ケア
     こころの病は、からだの病気が影響していることが少なくありません。また精神科医療の現場においては、身体の治療を優先するあまり、こころがつらくなったり、また逆に、こころのケアを優先するがあまり、身体疾患が悪化したりすることも少なくありません。いしずえは、こころとからだの双方が、どのように影響しあっているのかをアセスメントして、経験豊富なスタッフによる‟安心の“看護技術を提供します。
  • 発達障害
     近年、『発達障害』という呼称は一般的にきかれるようになりましたが、専門家の間でも見解が一致しないことが少なくありません。また、こども虐待と発達障害の関連も指摘されているように、発達障害にのみ焦点を当てたケアは、ときに的が外れたものとなります。いしずえは、成育歴や治療歴を踏まえた、生きていきやすさを支える看護を展開します。
  • ご家族への支援
     いずれの状況においても、ご本人のみならず、ご家族も大変な思いで日々生活をしておられます。当事者さんに加えて、ご家族へのケアは、精神科治療では欠かせません。いしずえは、ご家族の各状況に合わせた不安にも丁寧に対応し、安心・納得できる家族看護を実践します。
  • 薬物療法の看護
     当事者さんの薬の飲み心地、副作用との兼ね合いなど、スタッフが当事者さんと共に話し合い、納得して服薬できるよう支援します。薬の副作用によって心身の状態が悪化していることもあるので、当事者さんの意思を尊重しながら、共に対処方法を考え、必要に応じて主治医と連携を図ります。
     昨今問題視されている、向精神薬依存についても対応します。ベンゾジアゼピン系薬剤をはじめとした向精神薬の長期連用は、依存・離脱症状として、心身に耐えがたい苦痛を引き起こします。また、これらの事象については、医療者側さえ、まだまだ十分に理解・認識されていないのが精神科医療の現状です。いしずえは、こうした事象にしっかり向き合い、医師と連携を図り、可能な限りの回復を目指した看護を展開します。
  • 看取り(みとり)の看護
     人生の最期を「住み慣れた家で迎えたいと」希望する人が増えていると聞きます。一方で、ご自宅で看取ることを不安に思うご家族も少なくないでしょう。具体的には、「みとりに必要な医療環境が整えられるのか」「実際に身体状態が悪くなった時にどう対処すればいいのか」、などの不安が挙げられます。
     しかしそれらの不安は、介護保険などの社会資源を活用しながら、ケアマネージャーや医師と連携・対応していくことで解決できます。
     ご自身もご家族も、悔いの残らない最期を迎えることができるよう、ご自宅での看取りを選択肢の一つとしてもっておくことは大切なことです。いしずえは、最期まで自分らしさを失わずに生きることができるよう最期まで寄り添います。