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オオサカキングで救護室
今日はIMPビルで、某会議。これからの日本の行く末に不安を感じておりましたが、まだ、日本にこれほどの人がいるとは、まだまだ捨てたもんじゃないと感動いたしました。残念ながら内容は秘密。数年後に、何か驚くような発表が出来ればと思っていますが、それも成り行きで必要となればその行動を起こすつもりではおりますが。
会議の後、約2時間待たせた家族と合流し、大阪城公園内のオオサカキングへ。
砂埃と湿気で、夕方とはいえスーツが一気に汚れる。息子を抱っこしたのだが、当然子どもは、無神経に私のスーツを蹴って汚す。さすがの熱さに、車に置いてきた上着は生き延びたが、下ろしたてのスーツは即アウト。
芸能人がいる時間帯でもなく、アナウンサーの角(本当は、角の字がしたまでつきぬけるようですが)さんの信楽焼きを買って楽しもうと思ったが、※30キング(3000円)もするため、手が出ず。
※(念のため説明するが、大阪城公園の、オオサカキングで食べ物やゲームなどをするときは、100円で1キングというplasticのコインに換金しなければ物を買うことが出来ない。)
暑く湿気が強い状況には変わりないが、日が暮れていくにつれて少しずつ風が吹いてくる。
突然
「パパーーーーー!!」
手をつないでいた娘の膝を見ると、薄茶色の液体が数cmに渡り、すねを伝い足元に向かって垂れている。
何事かとおもい、よく眼を凝らしてみると、先日転倒したときに、膝をすりむいたらしい部分に、妻が「キズパワーパッド(商品名)」を貼ったとのことで、そこから滲出液がはみ出て流れ出ているではないか。
キズパワーパッドとは、いわゆるドレッシング剤(看護師なら聞きなれているとおもうが)で、キズの湿潤状態を保ち、皮膚の回復を早めるというもの。褥瘡(いわゆる床ずれ)などで主に使用され、数年前の褥瘡治療の回復過程とは格段の違いを見せているものと類似の商品である。
それが、滲出液を含み許容量を超え、パッドの外に流れ出てきたのである。
私は、ややルール違反かと思いながらも、先ほどから気になっていた救護室に子どもを連れて行った。
オオサカキングの救護室である。
やはり、どのような体制で救護を行っているのかが気になるのは、看護師たる性分か
入ると、Tシャツを着た係員が、6~8名暇そうに。
誰が看護師か、Dr.か、探る必要も無いが探りたくなる。
オオサカキングは屋外での催しであり、クーラーが聞いているのは、救護室くらいであろう。子どもの怪我を理由に、先ほど購入したお好み焼きと焼きそばを持った私が一緒に入ってくるのは不謹慎にも思えた。
キズパワーパッドはコストが高く、張り替えてくれるはずも無く、大き目の絆創膏を貼ってもらい、私は、関係・住所・連絡先を記入させられ、少し元気になった娘と救護室を後にした。
以前B'Zのコンサートでも救護室が気になったが、これは一種の職業病だろう。看護師であるあなた、また、医師・その他の医療従事者の方々は、同種の職場を見ると湧き上がってくるその自分の気持ちにいたずら心を持ったことはないだろうか。
看護師として知識を出したくなる自分と、看護師であるとは気付かれないようにしているbalanceを楽しんでいる自分。客観的に見ると滑稽で、まだまだ幼いと実感する今日この頃である。
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