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イソジンガーグル(明治製菓)の誤解

投稿日:2007/11/21

さぁ、新しいNPOのホームぺージが出来上がり活動の土台もなんとかできたということで、これも協力して下さっている周囲の皆さんのおかげ。NPO活動で、会員さんが増えれば増えるほど活動がしやすくなるのでみなさんご協力お願いしますね。では、今日はイソジンのお話をしてみましょう。




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イソジンガーグル


この時期には、重宝されるうがい薬。

※喉のバイ菌をやっつけるうがい薬

ですよね。もし、「え、そんなのがあるの?」という人がいましたら、覚えておきましょう!町の薬局やドラッグストアなどで売っていますので、必要時は購入しておくとよいかもしれませんね。風邪をひいて痰や咳、喉の痛みがあれば病院でも処方してくれるのしっかり使用しましょう。普段から予防のためにうがいをしておくことも重要ですよ。インフルエンザの予防接種も大事ですが、うがいと手洗いも馬鹿にできないんですよ。こまめにしていればかなりの予防効果がありますから。


さて、予防として治療として、どちらにも活用できる便利なイソジンガーグル。こまめに使用できるかどうかが予防や治療の要でもありますが、こまめにうがいを実行できても、使用方法を間違っていたのだとしたら・・・・


そうです。







せっかくの行動が無駄になります。イソジンガーグルの効き目も半減します!!

そこで、お勉強です。まず、基本的なところから以下箇条書きですが

1、イソジンはポピドンヨードというヨード剤を使用しています。

2、消毒用イソジンとイソジンガーグルは違います。ただのイソジンは傷口などの消毒用。イソジンガーグルがうがい用です。イソジンでうがいしてはいけません!

3、明治製菓の添付説明書によると60mlの水に2~4mlのイソジンガーグルを混ぜてうがいをするとあります。甲状腺など添付説明書にある疾患の方や特別な場合を除き、指示量を使用するようにしましょう。



そこで、3番の項目についてお話しします。
うがいでイソジンガーグルを使用するときは、みなさんはどれくらいの量を使用していますか?わざわざ何mlなんて測ってませんよね?(だいたいの人は)
実際、指示のあるように60mlの水に2~4mlのイソジンガーグルを混ぜるとどうなるかご存知ですか?驚きますよ^^

醤油のように色が濃いんです。

でも、こうでなければ消毒効果は半減してしまいます。喉のバイ菌をやっつけるためにうがいしているんですよね?だとしたら、薬剤メーカーの言う通りに従うのが無難でしょう。一応といえば失礼かもしれませんが、明治製菓も殺菌力の研究をした上で適量を2~4mlと言ってるんですからね。逆に、普段数滴とかで使用することが当然と思っている人は、それがおかしいと思う人もいるかもしれません。そこで、




明治製菓に電話で問い合わせてみました。いくらか質問させていただいたのですがお返事としては
1、少なくても効果がないというわけではありませんが、半減します
2、指定の量で粘膜に異常があったという報告はないので、添付説明書にも書いておりません

お話しの概要だけを書きましたが、細菌とウィルスの話など看護師である私向けに専門的にすごく細かく丁寧に説明して下さいました。実験・研究の事も詳しくご存じですた。いや~、実にクオリティが高い。


ということで、
「いや、それでもやっぱり色が濃い!!」
という人はご自由ですが、せっかくうがいするという行動に出たんですからもったいないですよ。風邪薬を半分だけ飲んだりしますか?こだわりは捨てましょう。ちなみに、2mlを入れるのにイソジンガーグルでしたら1目盛りになるので2~4mlですから、1~2目盛を60ccの水に入れてみてください。60ccという水の量もほんと少ないので測ってみてください。え!こんなに少ないの!と驚きますよ。

では、風邪の予防はしっかりとしてくださいね!










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