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厄介(やっかい)な患者の家族
これは、ほとんどの現場で体験していることではないでしょうか。
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病院勤務している看護師であれば、多くがこの体験をしてるかもしれない。
「○○さんの家族はうるさいから、」
「○〇さんの家族やお金に細かいから」
「○○さんの家族はすぐに無断で物(おやつや私物等々)を渡すから気をつけて」
この手の申し送りを聞いたことは多々あると思う。
しかし、よくかんがてみてほしい。これは看護者側の立場に立った勝手な見方であり、我々が患者の家族であればどうかということを。
・自分の家族が入院中に清潔が保たれていないからといって、黙っていられるだろうか。
・無断で何かを購入、あるいは予想外の出費に関して疑問をもつことはおかしいのか
・説明はあったかもしれないが、私物の管理にまさかそこまで管理しているのかと驚かされることはないだろうか。
我々現場で働いている人間からすれば、
「きちんと説明したのに」
そうとらえる向きも少なくない。
しかし、患者家族側からすれば
「へ?」
ということも多くあるはずである。
それを無視して、精神科の病院で行われていることが常識と言わんばかりに患者の家族を批判するのは、看護師としてどうだろうかとおもう。
患者の家族を冷静にアセスメントできてこそ看護師として一つの条件を満たしているといえ、そこからようやく患者に対して対応できるのではないだろか。
もちろん、理不尽な患者家族がいることも事実であるが、それを見極めてこそ、ようやく患者を冷静になんのくもりもなく正面から見る条件が整ったといえるのではないだろうか。
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