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精神科において電気ショックは最先端か
最近、これの動向がすごく気になります。
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前回の記事で行動制限について書いた。
隔離・拘束は治療に必要な場合があったとしても、人権・倫理面を考慮して最小限のものでなければならない―
精神科における行動制限については、色々議論されている。悪いことではない。
かたや、精神科における電気ショックの是非はさほど議論されていないように思う。
電気ショックについては、昨年blogに書いた。一度目を通してほしい。
電気ショックは議論されるどころか、年々日に日に最先端のものとして各施設導入されてきている感がある。
当法人の精神医療ホットラインにも治療を開始して早々に電気ショックされたという家族さんからの相談事例もあった。
ここまでくれば人権もくそもない。ただ、症状を標的としてそれを治療と称する無法地帯となりつつある。
最近特に思う。
薬の多剤併用にしろ電気ショックにしろ、患者を見ず症状のみを見た結果起こっているのではないかと。
こんな話をすると、
「なにを基本的なことを」
と思うかもしれないが、医師の一部に散見されるのは事実だろう。
人間そのもの(あるいは背景を含んだ全体)を見ないがために、ベロが出ようが手が震えようが、激しい便秘になろうが、首が直角に曲がろうが気にしない。少々妄想があるのと、それより妄想はましになるが副作用が強いほうがあれば、後者を治療方針として選ぶ。
自覚していないかもしれないが、こういう治療はまだまだ多いはずだ。
人間像を見ない治療はど素人でもできる。ECTは最先端どころか
※「私は治療できませんでした」
と、白旗を上げているに等しい。
また、最後に言うが
確かに困難事例はある。それこそ、長年多剤併用で認知機能どころか、理性もコントロールできなくなった人の場合は、適応があるかもしれない。
しかし、その際でも看護を含む医療スタッフ全員で議論して決定すべきだろう。
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