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精神科と他科とのMIX

投稿日:2006/05/05

 精神科から他科に行く看護師の多くは、

「知識と技術を今のうちに学びたい。」

と口をそろえて離れてゆく。確かに精神科に無い知識と技術を学ぶことはできるし、それが間違ってもいない。だが、一旦精神科を離れて知識と技術を学んだ後、精神科に戻ってきてその力を還元できた看護師はどれほどいようか。私はそこに大きな疑問を感じる。結局、“精神科とは何であるか”を感じ取る前に精神科を離れ、目先の知識と技術を身につけた後、何らかの形で看護師を辞めてしまう看護師がほとんどではなかろうか。
 以前、看護師免許大分割論をとなえた私であるが、それが実現しないまでも専門看護師制度がある現状、できることはある。それは、

※それぞれ異科に専門看護師を置くこと

である。今はまだ、専門看護師が少なく容易ではないが、それぞれの専門性を活かす大きな機会となり得る。そして、それが精神科と他科との情報を交通させ、いかばかりかの隔たりはなくなるだろう。もちろん、この理論を実践するだけで、問題が解決すると解釈してもらっては困るが、解決の一要因となりうるということだけは理解してほしい。

最後までご閲覧いただきありがとうございます。ここで宣伝。私の書いた本「精神科看護師、謀反」も一人5冊ずつ買うべし。
面白くなかったらごめんね。よろしく。