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看護師の乱れた風紀 秩序を正せ
あなたはこのような看護師を見たことがないだろうか。
・香水をつける
・爪を伸ばす
・髪の毛があからさまに茶色い
・スリッパ(踵の紐や踵部分がない履物)で勤務する
他にも挙げればきりがないかもしれないのでこのくらいにしておく。
私が、知っているのは精神科の看護師である。他科でもそういう看護師はいなくないかもしれないが、少なくとも公立系の看護師はそれなりの自覚を持って仕事にあたっているように思う。
エレベーターにも臭いが残るほどの香水。患者を傷つけかねない爪。何を思ったのか、金髪に近い色まで毛を染める者。いざという時、機敏に動くことが出来ないスリッパでの勤務。白衣でコンビニに行くものまでいる始末だ。
これでは、看護師というものの人間性を低く見られても仕方がない。いちいち説明するのも嫌になるが、私がここに記事として書くにはそれなりの根拠があるからだ。反論があればいつでも説明する。その前に、子どもじみた屁理屈や社会性、そして職業人としての看護師とは何かをわからないのであれば、意見しないほうがましだということを言っておく。
これらは、個人的な意識による問題でもあるが上司が容認している事も多々ある。徐々に改善すればよいというような、期間も目標も曖昧な、無計画に近い計画しか立てられないような上司であれば自らを恥じるべきである。看護師は、患者やその家族、そして地域の人たちと常に関わっているのだ。一度信頼関係が崩れると取り返すことは容易ではない。ましてや、その組織・施設に傷がつくと致命的である。時間は待ってくれない。
これだけでは面白くないのでもう少し記事を書こうと思う。
では、冒頭に述べたような風紀を守れない看護師の心理はどうなのかというところに触れてみたい。
簡単には、
※プロ意識よりも己への装飾が優先されている
といえるだろう。装飾の目的は敢えて触れないが、別に仕事中に患者を害する可能性を高めてまでする事ではなかろう。
風紀は守れていないが、プロ意識はそれなりにもっていると言う者がいたとしよう。そういう看護師は、身なりを指摘されても反論しないことだ。いうまでもないが、基本的風紀が乱れていること自体、プロ意識の欠如にあたる。もし、指摘されてもそれを受け入れる準備をしておくことだ。もしくは、“私はプロ意識が無い”と自覚しておくことだ。少なくとも、“できる看護師”とは勘違いしないでいただきたい。そもそも、大人で職業人であるという立場にありながらそれを守れない人間が看護師にも存在するということ自体情けないが、それを許す環境が存在することも事実だ。
精神科のレベルの向上を図ることは、この問題を抜きにしては考えられない。一度そういう視点で、自分と自分の身の回りを見てみてはいかがだろう。
最後までご閲覧いただきありがとうございます。拙著本「精神科看護師、謀反」も看護の参考にしていただければ幸いです