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野心剥き出しという弱点
妻も同席で、医療関係者と食事に行った。
色々話をしたが、私は何を急いでいるのか表面上の話しか出来ず。
お相手はというと、的確に要点を述べられ問題点を突く。いささか私の意見との視点の違いは感じたが、そんなものはこれからの関係作りで埋めることは出来る。それが付き合っていく“意味”というものだろう。また、私は付き合っていくべき人であると思っている。
食事界も終わり、まだまだ話がしたい。そう思いながら、仕方なく切り上げた食事会の後、妻に言われた一言。
「あんた、何様。医療界を変えるっていうけど、いきなり話を聞いたほうはそんな者に利用されたくないと思うに決まってるやろ。もうちょっと、言葉を選ばんと、本当に真剣に思ってても、間違って伝わるよ」
私はショックを受けた。確かにそうである。
自分が看護界・医療界をどうしたいかというビジョンははっきりある。それに、相手を利用しようとか踏み台にしようなどとも思っていない。しかし、いきなり立場をわきまえず思ったことを言うと、普通は拒否感を持つだろう。そう、私の
※野心剥き出しという弱点
が、露呈した形だ。
妻はいつも暴走しだす私にブレーキをかける。それが遅かったりもするのだが、今まで私に振り回されて痛い目にあってきたからか、今回の助言は早かったし、少々きつかった。未だに自責の念に駆られている。
私の当面の課題は、この野心を剥き出しにしているということなのかもしれない。今まであった失敗もこのことが原因であったことが往々にしてあるように思う。この弱点を克服すれば、一気に成長できるような気もするが、容易ではないと感じている。しばらく己を変える為に苦しむだろう。
最後までご閲覧いただきありがとうございます。拙著本「精神科看護師、謀反」も看護の参考にしていただければ幸いです。