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資本主義と精神科医療の問題
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向精神薬は、精神科医療とは切っても切り離せないものである。
単純に、精神疾患に罹患→向精神薬投与
これだけをみても、誤診や誤処方の問題が絡んできて複雑であるのに、さらにマーケットが絡んでくるとさらにその構図は複雑になる。
過剰投与や投与時における薬剤種別の偏りなど、実は薬剤メーカーに問題があったりするのではないかという考え方だ。
とはいっても、薬剤メーカーを非難することはできない。
資本主義社会である以上、データをもとに薬剤の有効性を証明して販売していくという方法は正当だからだ。その中に、幾分メーカー優位の情報が多く入っていても自然な流れだろう。
問題は、それを判断する医師にもあるのではないだろうか。
色々な情報の中から情報を選択・収集し検討する。新しいエビデンスが見つかれば、さらにそれを上回るものはないか追求し続ける。
精神科医として、このような視座が抜け落ちている者が少なくない気がする。
さらに、いつもっている
「患者を見ず、症状のみをターゲットにする治療」
がベースにあったりするのだから、今後も精神科の治療は複雑化しそうだ。
抗うつ薬に、抗精神病薬を補強薬として良いという考えも、また多剤併用療法を増やす発想につながると危惧する。これも、近頃言われている治療方法の一つだが、電話相談の中でも抗うつ薬と抗精神病薬での併用でも良くならないケースを散見する。
診断が違い、処方もおかしいのだから当然良くなるわけがないのだが・・・
まぁ、そこの議論はさておき、
これらの問題を頭に入れ、新しい視点をもち一つの学びにするために、参考となる本
「抗精神病薬をシンプルに使いこなすためのEXERCISE」
一般の方には少々難しいが、長嶺医師の視点は人を見た治療がベースになっているので、読んでいて違和感がない。是非参考にしてみてほしい。
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