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医師の立場 看護師の立場 -診療の補助とは-
医師と看護師のあるべき立場とは・・・、
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特に地方の精神科では、未だに
「主治医に上伸お願いします」
ほとんどの精神科で、こういうセリフは聞かれなくなっただろうが、未だにそういうセリフが生きている病院もあると思う。
言葉にこだわるのではない。しかし、言葉は現場の現状を表しているとも言えるので馬鹿にはできない。
また、医師に意見をする看護師に対して
「それは医者の領域」
「そこまでいうなら医者になればいい」
こんな言葉も聞かれることがあるが・・・
では、医師の役割とは何か、看護師の役割とは
医師は患者を診察し処方をする。
そして、看護師は、保健師助産師看護師法にあるように、
「厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者をいう。」と規定されている。
これが、それぞれの役割だとはだれもが分かっている。しかし、この法律の解釈に個々人に大きなずれが生じている。
診療の補助とは何なのか。
・薬に関しては一切意見をしてはいけない
・意見をするなら医者になれ
診断や処方に対して
・看護師が意見することは越権
このような風潮があるとすれば、看護師が自らの位置づけを分かっていないか、医師のメンタルが成熟していなのかの、どちらか、あるいはその両方だろう。
薬剤の処方や診断に対して、看護師が医師に意見をすることは何ら問題がない。いや、むしろ、看護師の義務であろう。
患者の状態を常に見ているのは看護師であるし、それに対して、観察点だけを伝えるのではなく、薬剤の種類や量、また、診断名まで言及して意見する必要があるというのが私の考えである。
医師の能力を試すかのように、患者情報だけちらつかせて、答えを求め(あとは主治医次第と)るのはむしろ治療への遠道。看護師の観察から得た情報をもとに、その知識で医師に回答を求めるのは何ら問題がない以前にそうすべきだろう。
そこで問題となるのが、
※医師のプライド
※看護師の知識と謙虚さ
だと思う。
双方の立場をわきまえて、情報交換をすることが何よりもいいチーム医療を形成することになるし、これを否定する医療従事者は、患者優先ではなく己中心なのだろう。
それはそれで自由だが、最低限、患者優先の看護を否定せず、見守りに徹すべきである。
基本的に、医師・看護師双方の間違ったプライドと遠慮は捨てて、日夜堂々と議論できる空気が常であるような医療現場を作り上げてほしいものである。
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