いや～、私の本が今だに当時のままの噂が残っているとは（笑） 今度、その人に説明してあげようと今からワクワクしてますが。

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先日、友人から腰が抜けるほど面白い話を聞いた。出版で苦労した当事者としては、今では笑い話。
以下、友人が書いた文面を紹介する。



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『噂に尾ひれがつく…と言う話の実体験。
日勤のお昼休憩でお弁当を食べていると、ある職員からこんな事を言われた。


「あんた、あの病院の暴露本の話しってる？」と。


《あの病院の暴露本》
と言うのはどうやら「精神科看護師、謀反」のことであるようだ。
続けてそのスタッフは「一時期、この辺の病院でメッチャ有名になってたやん！本屋行っても置いてなくて手に入らへんのやて！」と。

本の事を知ってもらえた事に少し喜びを感じながらも、職場ではこの本との関係は公にはしていないので「もちろん知ってますよ。読んだし…」と話を合わせた。

そうすると、思いもよらいない話題が出てきた。

「なんか夫婦で書いたらしいやん？退職間際かなんかの老夫婦二人が暴露したって言うやん！」
「あの本ってすごいんやろー？職員同士の不倫の話とかドロドロの内容なんやろ？」

表現内容からすると、どうやらその方は噂で聞いただけで、実際には本は読んでいないらしい。

誰が、そんな病院職員の不倫話を、わざわざ本にするのだろうか。そんな本は誰も読まないだろう。

恐らく、その方にこの本の話をした人も、本の内容を読まず噂だけを聞き話題だけを伝えたのだろう…

気になるのであれば、自らの目で確認して欲しいものである。

ちなみにその方には、本のタイトルと出版社。書店での注文方法とインターネットでも購入できる事を教え、「僕も読んだけど、そんな事は一切書いてなかったし、看護について考えさせられたいい本です。一度、自分で確かめて下さい。」とだけ伝えました。』
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・・・・・と、これが私の友人の一連の話の流れのようだが、私は話を聞いて私は腰が抜けるほど笑った。

噂というものは、本当に面白い。だが、状況によっては、不愉快にもなりえるし相手を不幸にもする。

しかし、今こうして私自身が噂を耳にすると

・人の噂も七十五日とはいうものの、噂は意外に消えないもの
・噂の内容は面白いくらいに変わっていく

実体験としてこういう感触を持った。


今の職場でも私の本の噂を語る人はいるが、あまり気になるような噂ではなく、むしろ面白い噂が多い。といったら失礼か。


暴露本であれば、噂されれば多少不愉快だろうが、私の場合は実際暴露本ではないので、その噂を眺めているのが楽しい。


しかし、出版の目的がそうではないことから、私の出版の意図を機会があれば個別にでも説明していく責任はあると考えているし、今までもそうしてきた。


己の名誉のために言うが、
出版に関する噂を他方から聞きつけた方も、私との関係を崩さず関わっていてくれているひとがほとんどである。いや、これはむしろ自分の名誉を主張するよりも職場のスタッフの柔軟性と優しさに感謝すべきだろう。


・・・・とはいったものの、職場を舞台に不倫などを書いたどろどろの暴露本があれば読んでみたい。
病院版「ふぞろいの林檎たち」といったところか。









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