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看護現場における 改革派か慎重派か ハト派かタカ派か

投稿日:2008/07/06

これは、現場で苦しんでいる看護師の人たちに是非伝えたい。


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現場の医療改革を行うにあたって、手法は様々。
そのなかで個別にみると、改革派か慎重派か、ハト派かタカ派かという分類で時々議論されたりする。


実はこれは、どれが正しいというわけはないのであるが、看護師の現場では往々にして慎重派とハト派が好まれる傾向にある。というよりも、日本人的気質がそうなのかもしれない。


そう考えると数の少ないのは、改革派とタカ派ということになる。
更にこの日本で、“医療現場で”となるとそういう人間たちは悪い意味で目立つ傾向にある。これを生かすも殺すもその上司などを含む管理職、さらには経営者次第なのであるが、残念ながらそこまで考えられている人は多くない。

単純に、



・長いものに巻かれろ
・出る杭は打たれる
・協調性を持て
・焦るな


これが日本人の常套句である。


私が言いたいのは、力を持て余して浮いている人間に対してこれらの言葉で、その力を殺さないでほしいということである。
改革派もタカ派も使いようによっては、組織が潤う可能性を秘めている。逆転の発想で考えるとすると、使用者の能力如何によってその者の能力が磨かれるか磨かれないかの違いが顕著に見られるのである。


これは、私の理論であるが、


※一つの組織の人員すべてが、慎重派のハト派の組織であるとすればそれは隠ぺい体質の強い組織である可能性が強くなる。

※逆に、改革派タカ派が大多数の組織があるとすれば、すでに潰れてなくなっているか、あるいは相当の大きな企業となっている。
ただし、大きな組織になっているとすればそこには能力のある、慎重派でありハト派(あるいは慎重派でタカ派の)である右腕となる者が必ず存在しているはずだ。

看護について考えると、経営者あるいは看護部のトップが慎重派か改革派かハト派かタカ派かによって、現場で働く改革派やタカ派のスタッフの運命は決まるといっても過言ではない。

※医療現場をよくしようと現場で苦しんでいる人々の多くは、経営者や看護部のトップが慎重派であり、ハト派である環境下で働いているのではないだろうか。

もちろん、そのような環境下で高く評価されるスタッフはどのようなスタッフかというと、慎重派でハト派、いや、もはやその議論のレベルではなく、無難で仕事だけを確実にこなす人間が評価されたりするのかもしれない。

そもそも、この議論を二つに分断して述べるということ自体無理があるのだが、しかし、そのような概念も頭に入れておくことはいまの医療現場においては必要なことであろう。

一つ言えることは、経営者や看護部のトップが、改革派あるいはタカ派であったとするならば、現場の改革派・タカ派のスタッフの原石は限りなく磨かれる可能性があるということ。
ただ、そういう視点でスタッフを動かそうと思っている管理職がどれだけいるのかという数の論理にそもそもの問題があるわけだが・・・





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