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Strong sense of justice
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仕事の上で、失敗することは山ほどある。
同じように勤務しているスタッフが失敗することも山ほどある。もちろん私も。
そこで、仲間の失敗をこぞって報告するような状況はかなり好ましくない。かといって、失敗をごまかすのも良くない。程度の判断は、スタッフと管理職にゆだねられるわけだが、基本的なミスは報告する義務がある。
たとえば、患者が害を受けた場合や医師の処方に対して間違ってしまった場合。
これは、医療事故である。だが、明らかな医療過誤として問われることは少ない。もちろん厳密には医療過誤であり、家族へ連絡をしなければならないわけだが、これを訴訟として行動する患者や家族は多くない。だからと言って、そのようなレベルの問題を隠蔽するのは良いのだろうか。
事実を隠蔽したがために、問題が大きくなるということは十分あり得る。
そもそも、体に害を受けた患者がいたとして、自分の家族なら黙っているのだろうか。
訴えるかどうかは別として、疑問を持つのはあたりまえではないだろうか。
看護者としては、体に害があったかどうか、それ以前に人道的な問題である。
とはいえ、報告できなかったスタッフを責めるつもりはない。むしろ、今の日本の医療事情では、報告できない空気があることのほうが問題ではないか。
もちろん報告の方法はあるだろうが、基本的なところは
※事実を伝える
ということだろう。
裏切りでも何でもない。
仮に相棒が同じことをしてしまっても、同じ報告をする。
過剰な行動ならそれはそれで、過失を認めるだろうし、隠ぺいはあり得ない。
万が一私がそのような行動を感情にまかせて取ってしまったなら、それはそれで経営者の判断を仰ぐ。
こういう日本の医療事実がありながらも、報告できない人が責められるだけの状況があるとすればそれは偏っている。むしろ、報告できない環境があるという今の日本医療が一番の問題ではないだろうか。
かなしいかな、今の医療は船場吉兆やミートホープ、事故米では収拾がつかないほどの問題が渦巻いていることは間違いない。
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