うつ病の概念が暴走しているのではないでしょうか。



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最近やたらうつ病の細分化が目立ち、あたかもそれが新しい発見や出現のように思われているが、はたしてうつ病の新類型なのだろうか。

これは、アダルトチルドレン（被虐待児も含む）や、発達障害のストレス耐性の問題から二次的に生じた鬱状態や、社会構造の変化から来る環境的生きにくさやそこから生じた症状が複雑に混在したものを無意識にも無理やりうつ病であることを前提に分類・定義したものにしか感じられない。

新型うつ病 非定型うつ病 ディスチミア親和型うつ病は、様々な捉え方・症状があるが、どれがどれというのではなく、すべてオーバーラップしているように思える。

だから、抗うつ薬が効くわけもなく、薬剤過敏性から自殺してしまうものも当然いるだろうし、自責の念にかられて自殺してしまう人もいるのだろう。家族からは怠け病と言われ、自分自身を責め続ける。

さらにパーソナリティ障害という概念がこれを混乱させている。あくまでも私見であるが、アダルトチルドレン的背景で成長すれば、いわゆるパーソナリティ障害的性格になってしまう事は必然だろうと考えている。であるからこれをパーソナリティ障害であるとか、うつ病であるとか、そう言う概念に押し込めると性格の偏りがすべて病気になってしまう。

しつこさも一つの性格の特性であろうし、そうでないことが正常とも思わない。いわゆる定型的性格は、それはそれで一つの個性とも言えるが、逆に凡人とも言える。その逆もしかりなのであるからそれを病気として扱うのは本末転倒だろう。

問題は、各疾患・心理・発達等々の専門家が縦割りにあるところにある。しっかりと議論し合えば、私の見解のままの解答とはならないまでも今のような理解不明な疾患分類にはならないだろう。

患者・家族のためにも早期解決を期待したい。
























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