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精神科疾患で苦しむ当事者や家族に会うことの大事さ

投稿日:2011/11/05

今日の出来事から反省も込めて、中間総括のようなものを書いてみました。



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最近、多忙という言葉を言い訳に、十分な相談事業ができていないのが現状である。


そのなかでも、





なんとか時間を作って役に立ちたい。





この気持ちは、常にある。
(身近な人に対してもこの気持ちはあるが、ここでは別の話か―)





そんななか、何とか会ってもらえないかというメールをもらうことも少なくない。


当事者、というよりその家族さんからの要望が多い。




住居近くまで来てくれるというのであればできる限り対応するようにしている。





思い返してみれば、
お会いして損をした、などということは今まで一度もない。






「お会いして損をした」


という表現は適切ではないかもしれないが、
「お会いすることで少しでもいい方向に向かうのではないかと希望がもてた」
という意味で、お会いしてよかった。
と最初からいえば回りくどくないのか。





いや、
最近どうも弁解・愚痴が多い。

悪い癖だ。






話を元に戻そう。



お会いした家族さんは、最初は皆悲痛な表情を見せる。
疲労困憊で、もう限界


そんな感じだ。





そこで、私も真剣に何かできないか情報を聞き出す。
突破口を探す作業だ。



私は、真剣に取り組むが
私の言葉で相手が和らいだということはないような気がする。
そんな器用なことは多分苦手だ。
日常、人と関わってそういう実感を得たことがないからそこには自信がある(日常近しい人と話をしていても悲しいかなそうだ)。




でも、カフェなどでお話を続けることで家族さんが元気になってくる。
私の何に反応してくれているのかわからないが明らかに元気になってくれる。
自己満足かもしれないが、今後の可能性と思わせぶりではない希望を提供することは、私は必要だと思う。


そして、面談後も私を頼って連絡をくださる。



すこしでもいい方向に行くよう可能な限り全力で取り組む。

それで、一人でも多くの当事者さんやご家族がいい方向に向かうのであればいいのではないか。





「こんな活動やめてしまえば?」




悔しいがそういわれたこともある。



残念ながら、苦痛から解放されるご家族や当事者さんがいる限り、やめようとは思わない。




志半ばであるが、この相談事業の意味を自分で振り返ってみた。






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